GriStar Series グライスター シリーズ プロのための自動工具研削盤

自動工具研削盤GriStarシリーズで「リーマ」を再研磨する

公開日:2021/01/28  更新日:2021/01/28

今回は自動工具研削盤GriStarシリーズで「リーマ」を再研磨する方法について説明していきます。

 

対応形状

GriStarシリーズでは、マシンリーマの食付き部の研磨が可能です。GriStarSP(GSP)は2~10刃、GriStarMultiEvolution(GME)と、GriStarMulti5Axis(GM5)は4枚刃、6枚刃、8枚刃に対応しています。

対応可能な径や形状については下の比較表を参考にしてください。

パラメータGSPGMEGM5
 刃数 2~10枚刃 4, 6, 8枚刃  4, 6, 8枚刃
 不等分割刃 - 〇 〇
 逃げ形状 2番のみ
 2番・3番
 2番のみ
 2番・3番
 2番のみ
 2番・3番
 先端径 3.00~20.00mm  3.00~32.00mm 3.00~20.00mm
 ねじれ角 -30~+45° -20~+30° -20~+30°
 食付角 0.10~10.00mm 0.10~2.00mm 0.10~2.00mm

 

実際に設定してみる

左上の「工具種・砥石設定」タグを押して工具種を「リーマ」に切り替え、砥石も適宜交換してください。

砥石の寸法入力と交換が終わったら工具を登録・設定していきます。

主な設定項目は以下の通りです。

逃げ面 … 逃げ面形状を、「2番のみ」、「2・3番」から選択します。

先端カットなし/あり … 研磨前処理として食付き部をカットした場合は「先端カットあり」に設定してください。砥石に大きな負荷をかけない様研磨します。

先端径 … リーマの径を入力します。

食付長 … 食付部のスラスト方向の長さです。

食付角 … 食付部の角度を入力します。

逃げ角 … 食付部の逃げ角を設定します。

以上でタップの再研磨についての説明は終了です。

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